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■日本大学大学院  総合科学研究科(ARISH)  生命科学専攻  2007年度4月生 大学院生募集  
(掲載開始日:2006年6月19日)

日本大学大学院  総合科学研究科(ARISH)  生命科学専攻  2007年度4月生 大学院生募集
募集概要 2005年春に日本大学に新設された、学問の新領域を創成する世界レベルの研究拠点、大学院総合科学研究科では、ただいま2007年春入学生を募集しております。

人間開発科学・環境科学および生命科学の3専攻からなる、人文・社会科学と自然科学を専門的かつ融合的・学際的に研究することを目指す博士課程で、さまざまな分野の第一線で国際的に活躍する専門家教員が、講座制をとらずに集団(3-5名のコミッティ)で1名の学生の研究指導を行います。

これまでに入学した学生の中には、すでに修士課程を修了してさらに新規領域を研究したいと考える社会人や、医学部博士課程を修了してなおも新しい分野の基礎研究を続けたいという医師等も含まれています(既習単位一定範囲利用可)。

本大学院では、在学中に2年間まで海外研究機関に留学することも可能で、その期間学費は半額免除となります。日本大学の提携する海外大学機関であれば、一部単位互換も認められます。また、現在製薬企業等における長期インターンシップについても検討中です。在学中に、研究費を利用してリサーチアシスタントとして採用することも考えています。卒業後の進路については、広い研究者ネットワークを持っていますので、国内海外ポスドク先や企業研究所等紹介することができます。この点、国際経験豊富な教員コミッティによる指導ですので、可能性がますます広がります。

生命科学専攻は13名の専任教員を配し、専攻内、大学院内、大学各学部および外部機関との共同研究をベースに学際的研究を行っております。
研究内容 私、助教授 野呂知加子は次のような研究を行っています。
興味を持たれた方はぜひご連絡ください。

【研究テーマ】
細胞社会と環境リスクマネージメント

多細胞生物の秩序は細胞社会の中で保たれている。細胞を個体から取り出すと、本来の特性以外の細胞に分化するなどの変化が起こる。特に最近話題の細胞再生医療では、体細胞の分化転換や未分化幹細胞の培養下での分化とその応用に注目が集まっている。

確かに細胞自身は様々な能力を秘めており、その情報は核内の遺伝子に刻まれている。
しかしたとえ核内の遺伝情報は同じであったとしても、動物個体の中では、個々の細胞の全ての能力が発揮されることなく、役割分担に応じた働きを行っている。

創傷等により、いったんそのバランスが崩れると、細胞は新たな能力を発揮し、なんとかその環境リスクを回避して体を修復・再生しようとする。その際、単にその部分だけを元のように修復するだけでなく、全体的なバランスも再構築することが知られている。このような能力は程度の差こそあれ、人間まで含めた全ての多細胞生物に備わっている。他方、この秩序を逸脱した細胞ががん細胞であり、無制限に増殖して本来あるべき場所から離れて転移を起こし、生物を死に至らしめる。

また、生物は次世代への遺伝子の保存を主なつとめとして生きるが、そのために生殖細胞は体細胞とは別に大事に取り分けられている。最近ではその特性さえ、培養下では体細胞からの生殖細胞の分化が知られるなど、個体から取り出した状態ではその秩序が乱されうることが明らかになってきた。さらに性ホルモンや細胞周辺環境(生殖巣)などの内部環境のみでなく、温度、個体密度、栄養素(微量元素含む)、環境ホルモンなどの外部環境により生殖が変化することから、次世代育成の戦略としても細胞社会内外との相互作用が重要である。

一方、人間の体を低体温に保つとエネルギー代謝が糖代謝から脂肪代謝に変化するなど、生物を非常環境下に置くとそのリスクに応じた環境対応・恒常性維持を行うことも知られている。
また共生という現象は、ある生物と他の生物がお互いに補いつつ、生存困難な状況下においても共存・発展を目指す生き方である。このように環境リスクを回避し、自己保存を目的として柔軟性を持って生きることが複雑系である生物の特性だと言えるが、とくに多細胞生物では個全体のバランスを考慮しながら、臨機応変に対応が行われている。

本研究では、このような生物の環境適応・コミュニティ効果の研究を細胞集団および個体をモデルとして行うことにより、細胞社会の秩序を保つルールの解明を行う。この研究により生命体の環境リスクマネージメント戦略を明らかにし、人間社会のリスクマネージメント体制構築への応用をめざす。
研究場所 日大医学部の他、理化学研究所等の共同研究先機関で行うことも可能です。
連絡先 野呂知加子
日本大学大学院総合科学研究科生命科学専攻 助教授
理化学研究所 客員研究員

〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1
日本大学医学部 先端医学総合研究センター2F
TEL 03-3972-8111代表 内線2755
直通TEL/FAX 03-3972-8337
E-mail:chikakon@arish.nihon-u.ac.jp
URL:http://www.nihon-u.ac.jp/arish/top.html
入試情報 詳細はHPをご覧下さい。
http://www.nihon-u.ac.jp/arish/admission/index.html
平成19年春季(4月生)
第1期日程
出願期間 平成18年7月14日(金)〜24日(月)必着
試験日   平成18年7月29日(土)
合格発表 平成18年8月2日(水)
入学手続 平成18年8月3日(木)〜10日(木)
キーワード 発生・再生・細胞分化・幹細胞・生殖細胞・細胞接着分子カドヘリン・細胞間相互作用
糖鎖複合体・細胞社会学・分子生物学・個性・酸化ストレス
研究材料 マウス・ヒト・ヤマトヒメミミズ・アフリカツメガエル・ES細胞


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