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■バイオテクノロジー業界活性化Phase2(vol.28)
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バイオ研究支援サイト『バイオ・コンシェルジェ』
BCメルマガ『バイオテクノロジー業界活性化Phase2 第28号
Bio Concierge Inc.
───────────────────┐ 2006年10月18日(火)vol.28
└ www.bio-concierge.com ─────
バイオ・コンシェルジェのメールマガジン「BCメルマガ」に新しくご登録の皆様、
ご登録ありがとうございます。「BCメルマガ」編集委員の鈴木です。
ちまたでは、2chの個人情報漏洩問題、そこから発展したmixiでの個人攻撃。
ホームページ、日記機能、掲示板、教えてGooのようなQ&A方式、ブログ、SNSと進化するたびに個人情報と誹謗中傷がクローズアップされます。
本来、SNSなどは匿名性が薄いため、2chのように誹謗中傷が少ないと言われスタートしたものの、SNSユーザーの大部分が匿名であるという半匿名性以上のものになっています。
個人的に、ネット上の交流というよりも、SNSはサイボウズなどのグループウェアに取って代わり、社内での情報共有などに効果を発揮するのではないかと思います。
もちろん、サイボウズなどグループウエア大手はSNS機能を導入するとは思いますが。(現在は、やっと社内ブログに参入したようです。)
企業内、組織内にSNSを導入すれば、研究者同士の情報共有にも力を発揮するのかもしれません。
ご意見・ご要望がありましたら
info@bio-concierge.com
までお気軽にご連絡ください。
◆
最近のTOPIXからつまみ食い
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「今まで知られている中で最小のゲノムを持つ生物を発見
:理化学研究所らの研究チーム」
理化学研究所・中央研究所の工藤環境分子生物学研究室の中鉾淳客員研究員らの研究チームは、これまで知られている生物で最小のゲノムをもつ生物を発見しました。
この生物はカルソネラと呼ばれており、キジラミと呼ばれる生物の体内に共生する細菌で、キジラミの体内でしか生育できないといわれています。
この細菌のゲノムは大幅にスリム化しており、ゲノムの進化という見地からは非常に興味深い知見が得られたことになります。この研究結果は「サイエンス」の10月13日号に掲載されます。
理化学研究所のページはこちら
http://www.riken.jp/index_j.html
ゲノムサイズと生物の複雑性は必ずしも比例しませんが、一般的に多くのゲノムを持つ生物はゲノムの複製に大量のエネルギーを必要とするため、結果として生命体として複雑になる必要があるともいえます。
この、ゲノム複製などの生命維持に必要なエネルギーを極力抑えようと進化したのが、一部の共生細菌だと考えられています。
研究チームは、今回研究に用いたカルソネラの全ゲノムをシーケンスによって解読したところ、今までもっとも小さいと呼ばれていたブフネラ(これもアブラムシの共生細菌)の45万塩基対の三分の一となる16万塩基対しかないことが明らかになりました。
さらに、各遺伝子の長さが短く、その遺伝子同士がオーバーラップしているという、非常に興味深い構造も明らかになりました。
このカルソネラも他の共生細菌と同様に、生命活動に必要な遺伝子の多くが失われており、宿主の遺伝子や代謝経路に大きく依存していると考えられますが、宿主の代謝システムが必ずしも細菌のそれに応用できるとも限りません。
これを打開する方法として、多くの高等生物の細胞に存在するミトコンドリアや葉緑体のように、宿主の核に自分の遺伝子を移し、宿主に自らの遺伝子産物を発現させるという手法を、この細菌も行っている可能性があります。
今後の研究によりこの細菌がどの程度宿主細胞に依存しているか、また宿主核への遺伝子の転移がどのくらい行われているかが解明されることで、先ほど述べたミトコンドリアや葉緑体などのオルガネラの歴史が解明される手がかりになると思われます。
共生細菌の研究というと、一般的にはインパクトに欠けるように思われるかもしれませんが、今回の研究結果は意外なところで大きな反響を呼ぶことになると私は思います。
なぜなら上でも書きましたが、ミトコンドリアなどのオルガネラは共生細菌と同じような機構で存在しており(そもそもミトコンドリアの祖先も共生細菌であったという説もあります)、その仕組みを解明することは私たちの生活に大きく関わってくることになるからです。
具体的には、一部の心臓病や脳疾患・男性不妊などはミトコンドリアの異常がその原因とも言われていますし、細胞の老化にミトコンドリアが関わっているという説もあります。
これらミトコンドリア異常が原因とされている疾病研究の分野では、今回の発表と今後得られるオルガネラ進化の知見は、大きな魅力となるはずです。
細菌の研究が意外なところでヒトなどの生物の研究に応用できるというのが、生物学の面白いところでもありますね。
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構造生物学国際ワークショップ開催のお知らせ
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10月18日(水)〜21日(土)に、理研横浜研究所・横浜市大鶴見キャンパス(横浜市 鶴見区)で実習を含む構造生物学ワークショップが開催されます。
これは北京で開催されるICSG2006のサテライトワークショップで、国内外のエキスパートから実地で学ぶことのできる又とないチャンスだと思います。
『プログラム』
10月18日(水)〜21日(土)
【 無細胞系タンパク質合成 】
オーガナイザー:遠藤 弥重太(愛媛大)
横山 茂之(理研)
10月20日(金)
【 膜タンパク質のハイスループット大量発現、精製、結晶化 】
オーガナイザー:岩田 想
(Imperial College London, Diamond Light Source,
ERATOヒト膜受容体構造プロジェクト)
10月19日(木)〜20日(金)
【 X線結晶構造解析法を用いた自動構造解析 】
オーガナイザー:田中 勲(北大)
Paul Adams(Lawrence Berkeley National Laboratory)
10月19日(木)〜21日(土)
【 NMRを用いた自動構造解析 】
オーガナイザー:廣明 秀一 (横浜市大)
詳しくは
http://www.bio-concierge.com/exhibit/detail/21.php
をご覧下さい。
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┃編┣━┫後┣━┓
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ハワイでM6.6の地震がありましたね。
日本人にとって地震は、残念ながら身近なものですが、ハワイではまれなようで、対応が後手後手になっていたようです。
停電の復旧に1日かかったらしく、地震の対策を全くしていない人々は、お菓子などで空腹を満たしていたそうです。
身近でありながら、地震に対してはひどく恐怖心をもつ私としては海外のどこであろうと地震の情報には敏感になってしまいます。
そして常日頃考えています。首都圏直下型が今、起きたらどうしよう、と。
(鈴木)
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バイオ・インフォメーション・ニュース編集部
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