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■バイオテクノロジー業界活性化Phase2(vol.11)
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バイオ研究支援サイト『バイオ・コンシェルジェ』
BCメルマガ『バイオテクノロジー業界活性化Phase2 第11号
Bio Concierge Inc.
───────────────────┐ 2006年2月21日(火)vol.11
└ www.bio-concierge.com ──────
バイオ・コンシェルジェのメールマガジン「BCメルマガ」に新しくご登録の皆様、
ご登録ありがとうございます。「BCメルマガ」編集委員の鈴木です。
前回のメールマガジンでもご紹介差し上げましたが、
第一弾として、『核酸を発現解析する』というカテゴリにスポットを当て、
『発現解析を発展させる技術』を公開しました。
http://www.bio-concierge.com/buyers_guide/nucle2.php
次回は、タンパク質カテゴリの『免疫反応解析に利用される技術と製品』を公開いたします。
このカテゴリごとのコンテンツは今後、スピードをあげてどんどん公開していきます。
ご意見・ご要望がありましたら
info@bio-concierge.com
までお気軽にご連絡ください。
◆
最近のTOPIXからつまみ食い
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「高級海水魚の養殖に新技術:岡山理科大専門学校」
岡山理科大学専門学校・アクアリウム学科で、「ほぼ」淡水水槽での高級海水魚の養殖実験で一定の成果が得られたとの発表がありました。
この技術が応用されると従来の60分の1のコストで高級魚の養殖が可能になり、現時点では魚の成育には全く影響はなく、次は食味の確認へ進むとのことです。
岡山理科大学専門学校・アクアリウム学科のHPは下記URLから
URL:
http://www.risen.ac.jp/animal/aquarium/index.html
研究内容は海水中に含まれる電解質の中で必要最低限のものを加えた「ほぼ」淡水でマダイの稚魚を飼育し、生体への影響・成長状況を調べたというものです。その結果、13日間飼育した稚魚は体重が約64%増加しました。これは、海水で同期間飼育した場合よりも高い値でした(海水の場合は約45%)。
淡水で海水魚を飼育するという技術自体は、産業技術総合研究所とREO研究所の共同研究によって既に開発されており(この技術はナノレベルの酸素気泡を水中に溶解させるもので、主に食品の殺菌法としての用途に使用されている)、愛知県で開催された愛・地球博でも展示されていたのでご存じの方も多いと思います。
今回研究された方法では特別な装置も必要なく既存の水槽で利用できるのがメリットになります。とりあえず養殖業へのアプローチがテーマのようですが、電解質の組成が簡便なものなら観賞用水槽への利用も期待できるのではないでしょうか。
観賞用といえば、この学科では一時のブームで乱獲され数を減らしたカクレクマノミの繁殖にも取り組んでおり、実はこの研究もそのときの繁殖条件の検討過程で生まれたものだそうです。
自然科学関連の研究室はなかなか注目されず、こういった機会にしか紙面に登場しにくいものですが、どこの研究室でも同様に魅力的な研究が進められていることを再確認させていただきました。
◆
経済的バイオ関連情報(第7回)
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前々回で取り上げたライブドア問題ですが、同社が成長するために取った手法がM&A。いわゆる企業の合併・吸収です。
それとはちょっと意味合いが異なるとは思いますが、バイオ業界を牽引する製薬企業間においても、ご存知の通り、山之内製薬と藤沢薬品工業が合併しアステラス製薬に、三共と第一製薬が合併し第一三共になるなど、M&Aの動きが活発になってきております。
そんな中、今月9日、朝日新聞が、「アステラス製薬の子会社で一般用医薬品メーカーのゼファーマを大正製薬が買収する」というニュースが報道されました。
参照:
http://www.asahi.com/health/news/TKY200602080563.html
しかしながら、名前があがったアステラス製薬、大正製薬、両社とも「具体的なことは何も決定してない。」とのことです。
参照
大正製薬のコメント
URL:
http://www.taisho.co.jp/outline/rls/pdf/06_0209-j.pdf
アステラス製薬のコメント
URL:
http://www.astellas.com/jp/company/news/2006/pdf/060209.pdf
ひょっとしたら、今回の報道は既成事実として認識している人も多いのではないかと思い、今回の記事にさせていただきました。
こういうニュースが報道された以上、何も決まっていないということも同じくらいの規模で報道してもらわないと困りますよね。こういう風にして情報操作されているのでしょうか?
もちろん「現時点では」何も決まっていないだけなのかもしれませんが。
さて今回はせっかくなので、最近の日本の製薬企業における合併・買収なども改めて確認したいと思います。
合併(吸収合併も含む)
2001年 1月 日本シェーリング + 三井製薬 → (新)日本シェーリング
2005年 4月 山之内製薬+ 藤沢薬品工業 → アステラス製薬
2005年10月 帝国臓器製薬 + グレラン製薬 → あすか製薬
2005年10月 大日本製薬 + 住友製薬 → 大日本住友製薬
2007年 4月(予定) 三共 + 第一製薬 → 第一三共(2005年9月に経営統合済)
1998年 吉富製薬 + ミドリ十字 → (新)吉富製薬 → ウェルファイド
1999年10月 三菱化学・医薬事業部門 + 東京田辺製薬 → 三菱東京製薬
2001年10月 ウェルファイド + 三菱東京製薬 → 三菱ウェルファーマ
事業譲渡
2003年 7月 三菱ウェルファーマ・一般医薬品事業を佐藤製薬に譲渡。(2004年2月まで順次)
2005年 4月 エスエス製薬・医療用医薬事業を久光製薬に譲渡
業務提携
2002年12月 サントリー・医薬品事業部門と第一製薬に移管すると共に両社が資本提携
→ 第一サントリーファーマ(現、第一アスビオファーマ)
2005年 7月 ロート製薬 + 森下仁丹
→ 共同販売会社メディケアシステムズを設立
子会社化
2000年 1月 エスエス製薬が日本ベーリンガーンゲルハイムの子会社に。
2001年12月 中外製薬がロシュの子会社に。
(同時に中外製薬と日本ロシュが合併。)
2003年 1月 万有製薬がメルクの100%子会社に。
計画取り止め
2001年 9月 大正製薬 + 田辺製薬 → 経営統合取り止め
2003年 1月 帝人・医薬医療事業グループ + 杏林製薬 → 事業統合取り止め
以上、一部ではありますが、ご紹介させていただきました。
国内での争い、また世界の製薬企業を相手にした戦いのために、各製薬企業がそれぞれの得意分野に選択と集中をする、あるいは足りない部分を補っていくと思われますので、今後もこのような流れは続くのではないでしょうか?
そのことにより、どのような影響があるのか?注意して見ていかなければと思います。
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バイオ・コンシェルジェでは、研究者の方々からのご意見をどんどん取り入れていきます。
ご意見・ご要望は
こちら
まで
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┃編┣━┫後┣━┓
┗━┫集┣━┫記┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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前回、インフルエンザに罹った際に人によって体温が38℃でも動ける人と、
動けないのは遺伝子の違いか、はたまた生活環境の違いか?
といったことを書かせていただきましたが、
以下のようなご意見がありました。
以下、転載
仮にこの形質が1遺伝子に固定されているなら、両親や他の兄弟にも現れると思うのですが、そういう症例も顕著には見られてないみたいです。
熱が出るメカニズムは体内の防衛システムの働きによるものですが、免疫はご存じの通り遺伝的多様性があります。ウイルスに対する応答、体内ヒスタミンに対する応答については、遺伝子と相関がありそうです。
この遺伝子(群)の追求についてですが、多分マイクロアレイかQTL解析でもしないと無理でしょう。
しかし、アレイで扱うにはインラタクトする遺伝子数が多すぎてメチャメチャになり、QTL解析はヒトの場合人為的に大量のF2(子供のことです)を作れないので非常に非現実的ですね。
平熱については、最近の子供は平熱が低いという調査結果もあります。
これには子供の時の環境要因によるものだという説があります。
(人工的に温度コントロールされた環境に慣れきってしまい、自分で温度コントロールすることが出来なくなっているらしい。)
熱の上がり方は先天的に遺伝的に決定されており、平熱については後天性の可能性がある。個人的な意見ですが、こういう考え方もできるのでは?
というものです。
ありがたいご意見です。勉強になりますね。
(鈴木)
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バイオ・インフォメーション・ニュース編集部
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