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◆特集◆ 高速・高純度サンプルの回収を行う装置(核酸、タンパク質)(2/5)


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  ○核酸(DNA・RNA)を回収する装置
      ・遠心分離・アルコール沈殿タイプ
      ・フィルター濾過タイプ
      ・磁性ビーズ吸着タイプ
  ○タンパク質を回収する装置
  ○試薬
  ○関連受託サービス


遠心分離・アルコール沈殿タイプ

図1で作成した変性タンパク質・核酸混合液から、遠心分離機を用いて核酸溶液を回収します。その後、この溶液に対して一定量のアルコールを添加し、核酸を析出させます。同じく遠心分離機で析出した核酸を回収し、洗浄用のアルコールで洗浄した後、専用バッファーに溶解させます。(図2)

図2.アルコールを用いた核酸成分の抽出法
図1で作成した変性タンパク質・核酸混合液から、遠心分離を用いて沈殿しているタンパク質を除去します。その後、この溶液にアルコールを添加することにより核酸成分を沈殿させます。この操作を数回繰り返すことにより、不溶化しなかった一部のタンパク質や糖質・脂質を除去し、純度の高い核酸成分を抽出します。ここで得られる核酸にはDNA・RNA・プラスミドDNAなどが含まれており、特定の成分だけが必要な場合にはさらなる精製が必要となります。

遠心分離・アルコール沈殿タイプは核酸の回収・精製法の中でも最もポピュラーな方法で、使用する機器や試薬も限られているので多くの研究室で用いられています。

遠心分離・アルコール沈殿タイプのメリットは、特別な機器・試薬を必要としない点にあり、そのため自動化システムもシンプル・ローコストになります。さらに実験に対する融通性も高く、サンプルの変更・スケールアップについても簡単な操作で対応することが出来ます。ただし実験方法が従来手法と何ら変わらないため、精製レベルもマニュアルで行うのと大差はありません。

また、DNAのみを抽出する場合、抽出したDNAへのRNAの混入が著しく、クローニングやシーケンスを行う場合には必ずRNA除去処理が必要になります。その点を踏まえると、今回紹介する機器の中では実験操作に1番時間のかかる手法になります。

遠心分離・アルコール沈殿タイプの装置は、
クラボウ
【順不同/(株)は略】
などから販売されています。

次は、フィルター濾過タイプを見ていきます。

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