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進化する細胞分離・測定の技術と機器(6/6page)


TOPIX
● 細胞分離・細胞測定に利用される機器
◆ フローサイトメトラー(フローセルアナライザー|フローセルソーター)
◆ イメージサイトメトラー
・セルマニュピレーションシステム(レーザータイプ(光ピンセット)|電場タイプ)
・レーザーマイクロダイセクション
● 試薬・消耗品
● 受託サービス

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●試薬・消耗品

今まで紹介した機器の一部では、専用の試薬・消耗品を必要とするものがあります。
今回は生きている細胞という、非常にデリケートなサンプルを扱う実験を行うため、正しい試薬を用いることは必須とも言えます。数は少ないですが使用する機器によって製品の種類が分かれているので、製品ごとに紹介していきたいと思います。

◆シース液

フローセルアナライザー・フローセルソーターに使用します。

測定セル内での正確な層流の形成は測定精度・分取精度の向上のみならず、実験時間の短縮も可能となりますので、適切な試薬の使用が推奨されます。

シース液に必要な条件として、まず細胞に対して影響を与えないことがあげられます。フローセルソーターなどではシース液とともに細胞が分取されるわけですから、シース液の安全性・品質は特に重要になります。

次にシース液の粘度などの物性に注目する必要があります。粘度の高い溶液を流す場合、高い圧力をかける必要がありますが、壊れやすい細胞などを扱う場合にはあまり高い圧力をかけられません。

最近では使用する細胞種によって専用の試薬が用意されているケースが多いので、まずは専用品の使用を検討してみてはいかがでしょうか?大量に消費する場合や特殊な細胞を扱う場合、これらの試薬は自作できるのでコストダウンのため自作される方もいらっしゃいます。

◆レーザーマイクロダイセクション専用プレート

レーザーマイクロダイセクションで、病理標本などパラフィン切片以外から細胞・組織を回収するのに用います。図6でもあるように、生細胞をレーザーマイクロダイセクションで回収する場合プレート基盤をレーザーで切断する必要があるため、これらの実験を行うのに必須の製品です。

選ぶ基準としては、第一に機器によって使用するレーザー波長、レーザーをコントロールできる面積が異なるので、使用する機器の規格に応じた製品を選択してください。次に、サンプルによって基質の内容物が異なるので、細胞種に応じた製品の有無をチェックする必要があります。

●受託サービス(製品カテゴリ:受託サービス-セルベースアッセイ)

細胞の回収のみを行う受託サービスで、バイオ・コンシェルジェの受託サービスに登録されている企業は今のところありません。これは、ただ細胞の回収のみで受託を希望される市場が少ないのと、サンプルの郵送・培養・保存に関するコストがかさむからだと思います。

こうした理由から、細胞の回収のみというサービスはありませんが、より包括的な提案は各企業からなされています。代表的な例としてセルベースアッセイなどがあげられます。

セルベースアッセイでは、アッセイ内容に応じてフローサイトメトリーやイメージサイトメトリーをうまく組み合わせて行っています。これらに使用する機器はともに大型・高額であり、1研究室で全てを揃えるのは難しいのが現状です。コストの面・スピードの面でも受託サービスを検討するのも1つの選択肢だと思います。
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